昨年10月のブログで、化学反応をより身近に感じわかりやすく学べるニュースポスター、
「カタリスト」をご紹介させていただきました。
シリーズ2となる今回も、実は私たちの生活に密接に関わる化学反応をブロックに例えて説明しています。
化学反応は気づかぬうちに、生き物の体の中や植物が成長する過程で日々起こっています。
食べ物を消化するとき、デンプンをブドウ糖に、タンパク質をアミノ酸に、脂肪を脂肪酸に分解しています。そして消化によってできた栄養素を呼吸で得る酸素を使ってエネルギーに変えて二酸化炭素を放出しています。植物の光合成も同じ。「分解する」「消化する」などある物質を別の物質に変化させるのは全て化学反応です。
体の中、植物の成長以外にも、パンを焼くときの発酵、肉や魚の焼き目、電池、漂白、接着剤、プラスチック、吸水材、薬、インク、化粧品・・・・・・・・などなど、人間の目に見えないところで起こっている化学反応についてもデザインを交えて触れています。
【デザインについて】
アイソメトリックなブロックのイラストは建物と相性が良く、作り込めばいろいろな場面を作れそうでした。ちょうどその時インターンに来ていた建築を学んでいる学生さんにも手伝ってもらいながら、家やお店の外観、家具や小物などをひとつひとつ作っていく地道な作業です。 発行する季節が冬なので外に生えている光合成している木は冬に実がなる植物がいいねとか、パンの焦げ目はもっと濃くして化学反応が起きていることを強調したい、といったアドバイスをICReDDの専門家の方からいただきながら細かいニュアンスをつめていきました。 これを見て身近に起こっている化学反応を知るだけではなく、「もしかしてこれも化学反応が起こってるのでは??」と興味を持ったり、想像力をはたらかせる助けになればうれしく思います。
このポスターシリーズは、ICReDDと読者に新たな関係(化学反応)を起こす、カタリスト「触媒」としての役割を担っています。
ShioriGraphicでは、 北海道大学化学反応創成研究拠点(ICReDD)が発行する、 『カタリスト』ポスター発行のお手伝いをさせていただいております。 チャレンジクイズもあるので、#ReactWithUs のハッシュタグをつけて、ぜひ「反応」してください!
全ページを閲覧するには、下記のURLをクリックしてご覧ください!
英語版 CATALYST https://www.icredd.hokudai.ac.jp/news/5040
Client:ICReDD(北海道大学 化学反応創成研究拠点)
Art Direction : ShioriGraphic
ブロックを積み上げた人:SAKATA Asami
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