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執筆者の写真shiori graphic

CATALYST Issue.3

更新日:2023年11月9日

前回に引き続き、本日は「カタリスト」の3号のご紹介!

Society5.0とは仮想空間と現実世界を高度に融合した社会です。具体的にはSociety1.0(狩猟社会)、 Sociey2.0(農耕社会) Society3.0(工業社会) Society4.0(情報社会) に続く社会のことをSociety5.0といいます。

Society4.0では、膨大な情報を扱うがゆえに、情報の渋滞が起こり最適な判断が難しくなるという課題にも直面します。Society5.0が目指すのは、こういった情報社会の課題を人工知能(AI)、ロボットなどの技術を活用し、解決していくことです。IcReDDでは、計算科学により必要エネルギーを見積もって、新しい化学反応の仕組みを設計・開発しています。AIなどの情報科学の利用により、膨大な化学反応データから、実現可能な反応を迅速に提案することも可能になるのです。



【デザインについて】

第1号ではCH4+2O2→CO2+2H2Oの化学反応の最適ルートの話でしたが、今回はその背後に膨大な数の別のルートが存在していて、その中から最適ルートを計算上で見積もることができるという内容です。そこで第1号と似ているブロックの島を使い、最適ルート以外にもたくさんのルートが分岐しているように見えるようにデザインしました。分岐ルートには橋が壊れていたり、おばけがいたり、滝壺があったりと険しい道もあります。それらを避けて通る道を選ぶ様は、カーナビやスマホの地図アプリでのルート検索に似ているので左下にルート検索結果のウィンドウのようなデザインを入れました。いろいろな障害物がなんだか冒険チックなので、島にはヤシの木を生やしたり、登場する人もサファリっぽい服装にして、ジャングルを探検しているような雰囲気でまとめました。




カタリスト_大学_研究_化学_デザイン

カタリスト_大学_研究_化学_デザイン

カタリスト_大学_研究_化学_デザイン

カタリスト_大学_研究_化学_デザイン

カタリスト_大学_研究_化学_デザイン




最後に・・・! こちらのお写真は『カタリスト』のグラフィックをブロックで表現しようと提案してれたDanielさんと、化学反応が全くわからない私たちをサポートしてくれた石倉さんと。

カタリスト_大学_研究_化学_デザイン

こちらのお写真は『カタリスト』のグラフィックをブロックで表現しようと提案してれたDanielさんと、化学反応が全くわからない私たちをサポートしてくれた石倉さんと。 Danielさんが故郷オーストリアへ帰ることになり、最後に一緒に写真を撮りました。 白いトートバッグに、私たちが制作したブロックのお人形をDanielさんの顔にした缶バッジを作って贈りました。 その後、石倉さんも別の部署へ行ってしまいました。化学の知識をデザインにしていくDanielさんのアイデアは本当に面白く、ものすごく熱心にデザインを一緒に考えてくださり、私たちも研究者になったような気持ちで制作しました。今後も一生懸命取り組んできたカタリストを、想いを込めてデザインしていきたいと思います^^



このポスターシリーズは、ICReDDと読者に新たな関係(化学反応)を起こす、カタリスト「触媒」としての役割を担っています。

ShioriGraphicでは、 北海道大学化学反応創成研究拠点(ICReDD)が発行する、 『カタリスト』ポスター発行のお手伝いをさせていただいております。 チャレンジクイズもあるので、#ReactWithUs のハッシュタグをつけて、ぜひ「反応」してください!



全ページを閲覧するには、下記のURLをクリックしてご覧ください!




Client:ICReDD(北海道大学 化学反応創成研究拠点)

Art Direction : ShioriGraphic

ブロックを積み上げた人:SAKATA Asami




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